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一般社団法人知立青年会議所 2014年度
理事長所信

 

理事長 角田 龍厚



スローガン

必ずできる、覚悟を決めろ!
~俺たちの輝かしい未来を築くために~


【 はじめに 】

 このたび、伝統ある一般社団法人 知立青年会議所の第44代理事長を拝命させて頂く事になりました。これまでの43年という歴史の中、数多くの実績と成果を残されてきた先輩諸兄に対しまして改めて感謝すると共に、この長きに渡り受け継がれてきた熱き想いの込められたバトンの責務と期待をしっかりと受け止め、若者らしく正々堂々と1年間邁進してまいりますのでよろしくお願いいたします。

JCは思い出を語る団体ではない。未来を語る団体なのだ!

私は、入会以来たくさんの先輩やメンバーたちと関わり、JC運動・活動をしてきました。その中で、先輩たちからはJCは未来を語る団体なのだと教えられ、時にはぶつかり、時には励ましあいながらも自分たちの事よりもまず、まちの未来、子供たちの未来、そしてこの国の未来について熱く語り合ってきました。また事業を行う上で、数々の困難が立ちはだかり、不可能と言われたことでも可能と変え、乗り越えて来ました。そこには、仲間達と共に目標に向けて突き進み、必ずできると信じてやまない気持ちと行動力、そしてリスクを恐れないチャレンジ精神があったからだと思います。まだまだ先行きが不透明な世の中である今でこそ、私たちは生き生きと率先して未来に向けて行動していかなければならないと考えます。
また、私たちはJAYCEEとして明るい豊かな社会の実現を軸に置き活動をしている中で、10年先の事もしっかりと見据えていかなければなりません。私は1999年に知立青年会議所に入会しました。では自分自身、当時から10数年経っている現在の事を考えて行動してきたかというと、そうでもありません。目の前の問題に日々忙しく、振り返る時間もなく、すさまじいスピードで過ぎ去ってきたのが現実です。しかし、私自身これからは今まで培ってきたかけがえのないこの経験を活かすためにも、今までの歴史を踏まえ、10年後の明るい豊かな社会を考え行動していきます。
そして、私たちはJAYCEEであると同時に青年経済人でもあります。ほとんどのメンバーが会社の経営に携わっている中、まだまだ先行きが不透明なこの世の中では、明確な目標や夢が持てなくなっている社員や経営者がたくさん存在します。だとするのであれば、我々がJAYCEEとして、青年経済人として10年先を見据えるリーダーとして、関わる全ての人々を引っ張って行くというぐらいの気概と情熱を持たなければなりません。そして何より、常に「明るい豊かな社会の実現」は必ず実現できるという揺ぎない信念と覚悟を持って行動していけば、会社や世の中はもちろんの事、自分たちの未来をも必ず変えられる!
そう信じています。


~ 必ずできる、12名拡大!LOMの輝かしい未来のために ~

青年会議所は、40歳までという限りある時間を共有し、夢を語ってお互いに切磋琢磨し、刺激しあいながら、人間としての魅力を高めていく団体である

人生を80年だとするのであれば、青年会議所は40歳までという、ちょうど人生の折り返し地点までの場でもあり、すなわちそれまでの数年で誰かと出会い、経験した事はその後の残りの人生においても大きな影響を与えると言っても過言ではありません。私自身、入会して今まで青年会議所で沢山の経験をさせていただきました。もし、自分が青年会議所に入会していなかったら、どのように過ごし、どんな人間になっているかと思うと、怖くて想像すら出来ません。これまでに培った経験や、出会った多くの仲間が自分の人生を魅力的でどんなに素晴らしいものにしてくれているのかは自分自身が一番よく知っています。ならば、人生で一番大事なこの時に、一人でも多くの仲間を増やし、出会った仲間と共に夢や未来を語らい、お互いに刺激しあう経験が、大きければ大きいほど人生がより豊かに、そして魅力的になっていくはずです。私たちは、この自分自身の意識や、人々の意識をも変える事の出来る素晴らしい青年会議所に対して一人ひとりが改めて誇りと自信を持ち、一人でも多くの仲間を増やす会員拡大に取り組んでいくことが必要です。
また、ここ数年、会員減少をどうにか食い止めるべく、全メンバーで毎年会員拡大に取り組んできましたが、現在まで劇的に増加することはなく、年々会員は減少しています。その原因は、JC運動の趣旨が理解されていないのではなく、単に我々自身が魅力的に感じられていないだけの事でもあるように思います。実際に年々会員が増えている他団体もあります。そこは、常に会員全員が拡大の意識を持ち続けていることと、やはり各々が生き生きと活動し、人々に魅力的に映っているからだと感じます。しかし私は、青年会議所は他のどの団体よりも、国家の未来、地域の未来、子供たちの未来、そして自分たちの未来について日々考えている魅力ある団体だと確信しています。だからこそ、我々一人ひとりがもっともっと若者らしく大きな志を持って地域で一番元気に活動し魅力あるLOMへと変わることが出来れば、会員も自ずと増えてくると考えます。魅力ある人や団体の周りには人々は自ずと近づいてくるのです。魅力あるLOMの輝かしい未来のためにも、まずリーダーである私自身が情熱も持って行動力を
発揮し、責任を持って会員拡大に取り組む事を宣言します。




~ 元気に輝くまちの未来のために ~
私たち青年会議所は、まず何においても自分たちのまち、知立の未来について語り合ってきました。知立で育ち、仲間や愛する家族と共にこのまちで生かされている一人の人間として、自分たちのまちをより住みやすく安心して暮らしていけるようにする事はJAYCEEとして、地域のリーダーとしても当たり前であると考えます。
しかし、10年後の知立の未来を考えた時、いったいどうなっているのか想像が出来るでしょうか。また、日本は本当に、この混沌とした世の中を脱却し、まちは元気を取り戻し、人々は笑顔で希望に満ちているのでしょうか。
少子高齢化が進み、明るいニュースも少なくなってきているこの時代、今一度地域の若者であり、パワーのある我々青年会議所メンバーがリーダーシップを発揮して市民を引っ張り、知立市全体を元気あるまちへと変えていかなければなりません。
青年会議所は仲間を増やし、自己修練をする場でもありますが、本当のまちづくりを考えていく団体でもあります。まちに住む人々皆が元気になれば、自然とまちにも活気が溢れてきます。活気あるまちが日本中に現れることが、
今の日本には必要なのです。
私は、その上で重要となるのは、市民と共に感動体験をする事だと考えます。感動した体験は、その人その人の意識を変える力も持っていると思います。まちづくりを通して、より多くの市民と共に感動体験をすることで、人々は強く心が動かされ、まちに愛着が湧き、その数が多ければ多いほどまちは変わるのです。元気ある日本の未来を取り戻す為にも、まずは我々が元気に活動し、市民と共に新しい事に挑戦し、このまちの人々が笑顔に満ちて誰もが心から元気に暮らしていけるよう目指していきます。

~ 夢と希望に輝く青少年の未来のために ~

いつの時代でも、子供たちは、元気で大きな夢を持ち、希望を胸に子供らしく活発に活動することが一番大切であると考えます。子供たちは、この国の宝であり、我々大人の未来でもあるのです。
また、特に我々の世代は子供たちの未来を考えていく上で必要な事は、10年先はもちろん、20年先の事も考えていかなければならないと思います。それは、時代は続いていく中、我々は子の親として、そして何より今のこの時代を作った大人の責任として、次の世代をも今の我々の世代が守っていかなければならないからです。
現在の日本では、原発やエネルギー問題など注目視されている中、子供たちを取り巻く問題としてはいじめの問題が大きく取り沙汰されています。しかし、いじめの問題は昔から根強く存在し、無くなることはありませんでした。それどころか、昔に比べると更に悪質となり目を覆うものばかりです。感情に敏感な青春時代に、より沢山の友人を作る事よりも他人の目を気にしながら、いかに人に嫌われないようにするかと考えているのも現実です。しかし、この時期に多くの友人を作り、様々な経験をすることが今後の人生においていかに大事であるか教えるのは我々大人であると思います。この人生の一番尊い時代に、将来に向けて大きな夢を持ち、それに突き進む勇気と情熱を持つことはとても重要です。また、大きな目標に向かって打ち込む姿というのは、とても素晴らしく周りをも感動させることが出来るのです。
しかしながら、まだまだ自分の夢や大きな目標を持っていない子供たちもたくさん存在します。我々は、子供たちに様々な環境やその場を提供し、子供たち自身が感動体験を通じて、10年後の自分の夢や将来にも希望が持てるようになる事を目指します。

~ 勇気・決断力・責任感!どんな時でも強いリーダーであるために ~

 我々、青年会議所メンバーは、各企業でのリーダーとしてはもちろん、明るい豊かな社会を目指す団体として、各々がリーダーシップを発揮し、地域発展のため貢献しなくてはなりません。その為には我々JAYCEE一人ひとりが地域から必要とされる人間になることが必要であると考えます。
私はリーダーであるためには、どんなことでも必ずできるという信念と絶対にあきらめないという覚悟を持つ他に、最低でも3つの条件が必要であると考えます。まずは、どんなことにも立ち向かう勇気を持っている事。自信と勇気のないリーダーには人は付いていきません。自分自身の知識と経験によって裏付けされる勇気こそ、今のこの時代には必要であり、実はこの勇気を備えていない人が多いと私は考えます。2つ目は強固な決断力です。決断を迫られた時に迷う優柔不断な人間は自分が進むべき方向に対する信念のない証拠です。リーダーたる者、迷った時こそ、自分を信じ仲間を正しい方向に導く態度と決断力が必要となります。3つ目は強い責任感を持つことです。優れたリーダーというものは、仲間の失敗や欠点においても責任を取れる人でなければならないと思います。常に人の失敗や欠点は自分の責任として考え、どんな時でも逃げずに、一緒に解決に向けて立ち向かう強い責任感が必要です。ピンチに陥った時に、立ち向かう勇気、解決に向けた決断力、そして全ての責任は自分が持つという強い責任感があれば、どんなことでも乗り越えることが出来ると考えます。また、この強い気持ちがあれば行動力が備わり、地域からも頼られ、強いリーダーシップを発揮できるようになるのです。このリーダーのあるべき考え方や行動を今一度学び、自分たちの未来の為、そして何より地域に必要とされる為、真のリーダー像を体や心で覚え、どんな時でも強いリーダーとなるよう
目指します。


~ スピーディーで正確な情報発信と信頼ある組織運営 ~

 青年会議所の活動をしていく上で、市民との関わりや地域住民に情報の発信をすることはとても重要であると考えます。今現在、情報誌での掲載やホームページ、フェイスブックなどで告知や発信をしていますが、私はまだまだこの青年会議所の情報が市民や地域住民に行き届いていないと考えています。 もっと相手の立場や目線に立って、分かりやすく伝えることがより多くの人々に青年会議所の活動を知って頂くことが出来ると考えているからです。また、事業での告知や報告などはスピーディーに発信していかなければなりません。特に対外的な事業では、そこから情報を得る人も多く、よりスピードと正確な情報発信が求められてくるのです。そして、会員や地域からの情報もしっかりと採り入れる仕組みを確立し、地域から必要とされるべく、情報共有にも力を入れていきます。また、出向や各種大会を通じて全国各地の青年会議所の情報を収集し、より知立青年会議所が進化するよう、素晴らしいものはすぐに採り入れ実践していきます。
そして、青年会議所は組織である以上、規則や規範が存在します。一人でも反するものが出れば組織運営がうまくいくはずもありません。まずは各々が自らを律し、規則・規範を遵守することが我々JAYCEEとして、そして一人の大人として必要であると考えます。何のために、誰のための規則であるかをしっかりと全メンバーで認識し、地域からも信頼のおける青年会議所になるべく努めて参ります。

~ 最後に男として ~

「たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきたかいがないじゃないか」   山本 有三
私は、2012年の年末、病気で一瞬生死をさまよい、初めて死というものについてリアルに考えました。嫁の事はもちろん、子供の事、両親の事、仕事の事、青年会議所の事、そのどれについても、自分という存在がこの世からいなくなる事を考えた時、すごくさみしかった事と同時に、自分は今まで何か全力をかけてこの世の為、人の為になることをしてきたのか?そしてなぜ出来なかったのか!なぜして来なかったのか!と考え、悔しい思いをしながらベッドに寝ていた事は今も忘れはしません。いつも一緒にいるこの自分、どんな時でも絶対に裏切らないこの自分を生かすのは、正しくたったひとりの自分しかいないのです。ならば、この一生のうちのたった一年間、今まで青年会議所活動・運動を通して自分を成長させてもらった恩返しをする為にも、覚悟を持って全身全霊をかけ理事長職に取り組み、生まれてきて良かった!と心から叫ぶことが出来るよう男として最高の
一年にしていきます。
俺たちの輝かしい未来の為にも! 必ずできる!