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一般社団法人知立青年会議所 2019年度
理事長所信

理事長 鈴木 恵介


本質を見極める、これこそがまちづくり ~全ては誰かの為に~


【 はじめに 】


 1971年の創立から先輩諸兄の熱い情熱と、弛まぬ努力により脈々と受け継がれてきた運動を、第49代理事長として引き継げることを大変光栄に感じると共に、これまで感じ得たことの無い大きな感動と、加えてこの御職の重さに心が震える想いであります。そして、これまでの歴史を紡いでこられた先輩諸兄の熱き志に敬意を表し、一般社団法人知立青年会議所を支えて頂いた多くの方々に改めて感謝致します。
 私が青年会議所に入会をしたきっかけは、当時、起業したばかりの私に「お前も世の中にお世話になる身だ、先ずは世の中に貢献し、それからはじめてよろしくお願いしますと言える人間になれ」と当時メンバーであった先輩に教えを頂いたことがきっかけでありました。元々ボランティア活動が好きな私は何の迷いもなく青年会議所に入会を致しました。ですがその後私は、まちの為、仲間たちの為に日々時間とお金を費やしているメンバーを見て自分の小ささを感じさせられました。そして私は、いつしか「自分もこうなりたい!」と想うようになりました。今ではその想いに付け加え、自分の思想さえ持つまでに成長させて頂きました。


【 本質を見極める力 】


 戦後、日本は経済的に急成長を遂げてきました。食べるものも素材にこだわりより美味しい物を、衣服もよりおしゃれに自分を表現できる物を、車でさえもより高価な物を求められる時代に、ありとあらゆる情報もインターネットやテレビで容易にえられる、何もかもがありふれている時代になりました。「世の為、人の為に」そんな言葉が陳腐に聞こえる平和な世の中だからこそ、私たちは「今何をしていくべきなのか」。日々の青年会議所運動の中で常に自問自答しておりました。私たちが住んでいるこのまちが今何を必要としているのか。今のこども達にとって本当に何が必要なのか。そして青年経済人が集まるこの団体は、時代が変わりゆく中でどう変化し、運動を行っていくべきなのか。また大切に守っていくべきものは何なのか。常に今ある物事に疑問を持ち議論していかなくてはなりません。様々な思想をもって行われて来た青年会議所運動ですが、この混沌とした今の時代に運動させてもらっている我々が本質を追求し、時代に合ったより良い運動を行っていく為に、議論し行動していくという事が最も大切であると考えます。
 世の中に我々JAYCEEの思想と哲学が必要であることは間違いない。そしてより多くの同志と活動することで、このまちは必ず良くなっていく。その為に、今ある問題の本質を追求し、青年会議所運動に邁進していくことをここに決意致します。

【 本質を見極めながら行う 15名拡大 】

 同志が多ければ多いほどまちの活性化に繋がるという事は言うまでもありません。
 このままのメンバー数でいくと、2020年までには15名になります。2019年には15名の拡大目標を掲げ取り組みます。拡大運動に関しては目標をいかに達成するかが最重要事項であると考えます。それがまちの発展、自分たちの学び、すべてに繋がると考えます。
 目標を明確化し、それを常に公言し、己を追い込み達成致します。今までの拡大リストも重要ですが新規候補者リストの作成に重きを置き、まだ見ぬ同志たちにJAYCEEとしての思想と哲学を話し、賛同して頂ける様取り組んで参ります。何を伝え、その為に何を青年会議所として行っていくべきなのかを議論し本質を追求することで、より良い拡大運動に取り組んでいく事が出来ると考えます。

【 本質的 こども達の育成の場を考えたまちづくり 】


 こども達の人間形成にとって最も重要なのは家庭環境にあります。今の時代、平穏で豊かな家庭環境があるという事が当たり前な時代の中で、その当たり前な環境ですら奪われてしまったこども達に、これからの明るい未来を描かせてあげたい。
 知立市には児童養護問題に直面した児童を保護する児童養護施設、並びにその窓口となる児童相談所が存在しません。児童相談所に関しては政令指定都市でしか設置されない為、知立市には設置できないという背景があります。また養護施設に関しては社会福祉法人、または各都道府県の市または区の任意での設立が条件となっています。現状、養護問題に関して知立市では、他市へ相談を促している現状にあります。そういった事から我々が青年会議所運動を行っていく中で、養護問題に触れる機会も少なく感じます。
 そこで2019年は児童養護問題に焦点を当て、先ずはこの問題を知り、そのこども達に、これからの社会または、まちに明るい豊かな未来を描けるような取り組みをしていきます。この問題を深く知り、考え議論し、本質を追求した上で行動し、こども達に明るい未来を描いて貰える様、事業を行っていくべきだと考えます。また、会員拡大に関しても青少年まちづくり事業は無くてはならない要素のひとつであります。市民そして、あらゆる企業様に青年会議所が無くてはならない団体だと感じてもらう為に、我々の運動を幅広く周知して頂く事が大切だと考えます。
 全ては、いずれそのこども達が「自分たちもそんなこども達に手を差し伸べたい!!」そう言って貰えるこども達を生み出していく為です。

【 本質的 資質の向上 】


 今の僕たちにまちづくりを論じる資格があるのでしょうか。まちの人々の幸せを願う、その前に親孝行をしているのでしょうか。一番身近にいるこども達に、「この地域に生まれて良かったと言ってもらいたい!」とは想うが、自分の背中を見て育ったこどもが、明るい豊かな社会を描けているのでしょうか。この地域を語るまえに先ずは、己自身から律する事が必要ではないでしょうか。全ての原因は我にあるという気持ちで自分を見つめ直すことが今一番大切であると考えます。

【 本質的 組織運営 】


 青年会議所が組織として機能させる為に、理事会、総会の運営、財務管理、その仕組みがしっかりと方針や規則にそって運営されていかなければなりません。そして対外との情報の共有、事務処理に関しては迅速に且つ的確な対応を行い、円滑に活動を推し進めていく事が、明るい豊かな社会の実現を最短で達成する為の一助であると考えます。また広報活動において、知立市民に青年会議所は無くてはならないと感じてもらう事が大切だと考えます。この全ての事柄に再度物事の本質を追求し、最短で最善の効果が得られるよう議論し、実践していくべきだと考えます。そうすることで会員拡大にもつながり、結果明るい豊かな社会の実現に繋がることは間違いありません。
 時間が限られている中で、この青年会議所運動を最短で最善の結果を生み出す為の事務局は最重要機関としてあるべきであると考えます。

【 50周年に向けて 】


 (一社)知立青年会議所が創立し50年を迎えようとしています。この歴史があるからこそ、我々は数えきれない程の学びや気づきを日々頂けています。この歴史を紡いでこられた先輩方に敬意と恩返しの意を込め、これまでの48年間を振り返り、今後の青年会議所がより良いものにするべく議論するべきであると考えます。時代が急激に変化している中で、半世紀の集大成が求められる今、物事の本質を見極め議論し、(一社)知立青年会議所がこの先どうあるべきかを議論すべきでだと考えます。

【 結びに 】


「あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。気にすることなく善を行いなさい。

善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。気にすることなく善を行い続けなさい。

あなたの正直さと誠実さが、あなたを傷つけるでしょう。気にすることなく正直で誠実であり続けないさい。

助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。気にすることなく助け続けなさい。

あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。」
マザーテレサ
 私は利己的な男でありました。ですが今では、「誰かの為に」という事に自分自身の思想と哲学さえ持つまでに成長させて頂きました。これは間違いなく青年会議所で出会った先輩方のおかげであります。若輩者であった私を見捨てず、それが人間にとって一番大切な事だと何度も口うるさく教えて頂きました。そんな先輩方は私にとってのプライドでした。そして今恩返しの意を込め、混沌としている時代だからこそ常に物事の本質を見極め、全ては誰かの為に考え行動し、「自分は皆のプライドになる!」そうここでお誓い申し上げ一年間全力で邁進してまいります。