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一般社団法人知立青年会議所 2022年度
理事長所信

理事長 押金 康作


2022年度スローガン Let’s go all-out ~示せ、未来への道~


~はじめに~


 一般社団法人知立青年会議所は対内外において、非常に大きな節目を迎えております。すなわち、対内においては会員の極端な減少、対外においては新型コロナウィルスによる活動内容への影響です。私たちは今、大きな変革を迫られています。こうした困難な状況の中、第52代理事長の職をお預かりすることにつきまして、大きな責任を感じるとともに、何とかしようという強い気持ちがふつふつと湧き出ております。このような大役を担うことのできる嬉しさを感じることができる点につき、先輩諸兄姉、知立市はじめ地域社会の皆さま、そして現メンバーの皆さま及びそのご家族に対し、感謝申し上げます。

~青年会議所(JC)とは~

 JCしかない時代からJCもある時代へ、と言われるようになって久しいですが、本当にそうでしょうか。JCのような団体は、他にもあるのでしょうか。
 私は、ない、と確信します。
 JC、すなわち青年会議所は、未来を考える団体です。まちを思い、人を思い、未来を考え、実現する団体です。また、若者の団体です。20 歳から40歳という年齢制限のある団体です。限りある時間の中だからこそ、無限の可能性を示すことができる。これは、人生の縮図そのものです。
 人生の縮図を経験しながらも、未来を考えることができるという団体は他にありません。青年会議所はまだその「役割」を終えていない。むしろ、日本の青年会議所が戦後復興を契機として作られた団体ということを考えると、現在の混沌とした時代にこそ、未来への道を示すべく、強いリーダーシップを持って活動すべき団体であります。
 この点につき、私たちは自分の団体にもっと自信を持つべきです。未来を語る若者の団体は私たちしかいないんだ、今こそリーダーシップを発揮するんだという強い自負を持ってJC活動を行うべきです。この点につき、私は率先して活動してまいります。

~未来のための会員拡大~


 私たちが未来を語り合う団体だとしたら、そこには理念がなくてはいけません。JCIクリードやJC宣言に語られる理念です。そうした理念に共感していただいた方に、入っていただき、継続的に活動していただく。私自身もそうですが、何となく入ってJC活動をするうちにJAYCEEとしての自覚に目覚める、という形もそれはそれで素晴らしいことなのですが、今後はその形をメインに拡大活動をすることは難しい。ここは団体の拡大活動としての本筋、すなわち団体としての理念と魅力を伝え、あちらから入りたいですと言ってくるような会員拡大活動をすべきです。
 そのためには、今までのように知り合いに頼んで拡大してもらうという手法は取れません。拡大リストを作成・更新し、入会候補者のニーズにマッチすることを考え、足を使って企業訪問する。つまり、企業でいう営業活動をするのです。もちろん、候補者には年12万円という少なくない金額を要求することになります。しかし、それに見合う価値を私たちは提供できます。それを信じて、私たちは我武者羅に行動するのみです。私は、理事長として一番我武者羅に動いてまいります。

~未来を創造する人財の育成~


 未来を語り合う、を具体的に言うのであれば、その一つは青少年の育成となります。
 青少年は今の社会を見て育ちます。今の社会は青少年にどのように見えているでしょうか。せせこましい、窮屈な、ミスを恐れる大人達、といったように見えてはいないでしょうか。そういった社会が見えてしまっているから、SNS 上での陰湿ないじめなども助長してしまっているのではないか。さらに、いじめられている側も、社会全体がこんな窮屈であるならどこにいても同じだ、とあきらめてしまうのではないか。
 このような状況でいいはずがない。この状況を打開すべく、私は次のことを青少年に伝えていきます。
 まずは、「思いやり」を持つこと。人を許す寛大な心を持つこと。ネット上で見られるような過度な非難ではなく、次同じような状況になったとしたら、どうすれば失敗をせずに対応できるかを一緒に考えること。外見の違いや障がいなど、どうにもならない部分について互いに干渉をしないこと。自分の考え方ではなくて、相手の考え方を理解したうえで、自分の意見を言うこと。他者に対して、愛と優しさを持つこと。こうした、「思いやり」の心を、青少年の皆様に改めて伝えていきます。
 次に、失敗を恐れないこと。若い時に失敗をすれば、失敗した人の気持ちがわかる。失敗しないようにするにはどうしたらいいかを考える力がつく。失敗を恐れない精神力を養うことができる。失敗をして人に謝ることができるようになる。こんな窮屈な社会に一石を投じるような、そんなスケール感のある大人になってほしい。こうした、「失敗を恐れない」心を伝えてまいります。

~社会課題解決型まちづくり~


 まちづくり、という言葉は多義的です。そうであるがゆえに、独りよがりなものとなってしまう危険があります。そうならないため、私たちは本質を見極めたうえでのまちづくりを追求しなければなりません。
 本質的なまちづくりをするためには、今、地域社会がどのような課題を持っているのかを把握し、その課題を解決する目的を追求し、課題解決の手法を構築しなければなりません。そのようなシステムが構築されれば、持続可能性のある社会の実現に寄与することでしょう。JC 宣言文の「社会の課題を解決することで」という一文について、「地域に根差す青年会議所の運動は、社会の幅広い課題を抽出し、自らそれを解決することと位置付けて」いる、という説明がなされておりました。私としても、このJC 宣言をしっかりと肝に銘じたうえで、JC 宣言の一文が持つ意味を伝えてまいります。
 これを踏まえて、私はまちづくりの分野では次のことを追求します。
 まずは、社会の課題を解決する団体となること。社会課題の研究、考察、解決という枠組みを一年を通して実施し、社会課題の解決に寄与する活動をします。
 次に、社会の課題解決という青年会議所の本質を活かす活動であるという点から、まちづくりの担当委員会を新入会員の受け入れ先として、しっかりと新入会員を活動に参加させてまいります。青年会議所は何をやっている団体なんだろう、などという疑問は早々に解決して、実際にまちづくりに動いていただきます。
 最後に、楽しくやる、という点を忘れずに活動してまいります。「社会課題の解決」というと、楽しみを感じにくい部分もあるでしょう。マイナスをゼロにするイメージではなく、マイナスをプラスに変えるような、そのようなイメージで考える。この気持ちを忘れず、メンバーに伝えてまいります。

~会議体としてのあるべき姿~


 青年会議所が会議体である以上、会議そのものが青年会議所にとって非常に重要な位置づけであることは言うまでもありません。しかし、企業によっては、会議そのものを簡略化したり、なくしたりしています。会議とは何なのか、何のためにするのか、どのような効果があるのかという点は常に考え、会議体としてのあるべき姿を追求してまいります。
 そもそも会議とは、何のために行うのかを明確にしなければいけません。アイデア出しの会議なのか、AとBとのどちらの案が妥当と考えるかという会議なのか、事業として審議を通せるものかどうかの判断をする会議なのか。したがって、会議の冒頭には、この会議が何のために行われるのかを明確にしたうえで、開催するようにいたします。
 次に、情報(議題)の継続性がなければいけません。現状ではスタッフ会議から理事会まで約2週間空き、さらに次のスタッフ会議まで2週間空きます。このようなタイムスパンでは前回の記憶を忘れてしまうため、効率的な会議とはなりません。最低でも1週間のサイクルで、各委員会及び委員長の状況を把握しておく必要があります。したがって、委員長及び副理事長と密接にコミュニケーションをとり、情報が継続するようにいたします。
 最後に、矛盾するようですが、いい意味で目的のない「会議体」も必要だと考えています。例えば、理事会で煮詰まっていたことも、懇親会の場ではアイデアが次から次に出てくる、という経験は皆さまあるかと思います。ある批評家はこの現象を「誤配」(誤って配られることで、思いもしなかっ たアイデアが生まれる)と言って重要視していますが、私も同感です。コロナ禍であるということや時間の関係もあるので難しい部分もあるでしょうが、リラックスして語りあえる場も設けてまいります。

~結びに~


 青年会議所関係者以外の方に、青年会議所の今までの事業や例会の内容をお話しすると、「素晴らしいですね」だったり「なぜもっと宣伝しないのですか」と言われてきました。そのたびに、うれしい気持ちも反面、悔しい気持ちも抱いてまいりました。もっと上手に宣伝していれば、もっと会員も増えていたのではないか。もっと適切な評価を得ていたのではないか。
 私たちは自分たちの活動に自信を持っていい。外から見ても、私たちはいい事業(例会)を行っています。だからこそ、市民の皆様も巻き込んでいかなければいけません。ときにおせっかいに思う時もあるかもしれません。忙しい中で貴重な時間を使わせるのは申し訳ない、と思うかもしれません。しかし、自信を持って勧めていきましょう。あなたがやろうとしている事業(例会)は、あなたが思っている以上に素晴らしいものです。
 自信を持って、ともにJC活動をしてまいりましょう。


「物事を成し遂げさせるのは希望と自信です。」
~ ヘレン・ケラー ~